鹿島アントラーズ2005  練習試合

鹿島2−0水戸



寒くなってきたけれど帰らず。


杉山石川羽田金古中後主将阿部増田山本深井中島。途中主将→後藤(金古が右、中後ボランチ)、中島→田代、深井→興梠、杉山→首藤。交代順番はあやふや。初めてやる選手が多いのでチームになってなかったので個人についてだけ。


GKは仕事がほぼなし。石川は消えっぱなし。田代がファーで待ってたらクロス上げなさい。中後の右サイドは他に人が居ないとはいえ微妙。サイドチェンジや楔のパスや上がるタイミングとかは悪くないんだけど一対一でちぎられたのはまずすぎる。ボランチに移ってからは楽しそうにボールを捌いてた。カワイイヤツ。金古CBも微妙。羽田のラインに合わせるのは出来るんだけど対人守備が…ちょっと、ね。水戸のFWも金子だったのでコーチングで混乱したのかもしれないが。右に移ってからはわりと積極的にプレーしていたのでCBよりは安心して見ていられた。後藤もまだまだ。足元と空中戦は悪くないんだけどまだプロのスピードには慣れてないし、羽田がライン上げてるのに一人だけ上げきれなかったりしたのもまずい。まあこれからだろう。


主将は主将。増田は前の試合に続いて消えっぱなし。自分のプレーを見失っている気がする。ただ興梠にはいいパス出したりしていた。ヤマタクはかなり良かった。1年のころからサテライトで出ているだけあって鹿島のやりかたに慣れていた。パスの貰い方も良いし離すタイミングも早い。華は無いけど仕事の出来る選手なのではないかと思う。サッカーをよく知っている選手との評判に納得。


中島の動き出しは相変わらず良い。あとは決定力。結果さえ出れば大きく伸びる選手だと思う。深井は結構良かった。飛び出してきたGKを恐れずにボールに突っ込んで浮かせたゴールは見事。その交錯時に怪我しなくて本当に良かった。水戸のGKがちょっと痛んだけれど大事に至らなくて良かった。興梠は常に前を向こうとする姿勢が非常に良かった。


阿部はいまいち。悪いところが無かった代わりに良いところも見当たらなかった。自分のスタイルを捨ててがむしゃらにプレーしないと残念ながら居場所は作れないと思う。


田代の身体能力は凄い。スピードもあるし、何よりもジャンプ力が凄まじい。長谷川のように空中で止まる。前方に走りながらジャンプし、空中で体を捻って後方にボールを落としたプレーが最も印象に残った。ともかく、田代が飛ぶたびにスタジアムからどよめきが起きていた。多くの人が彼の背に長谷川祥之の姿を見たことだろう。足元はまだまだだけど。終了間際、オフサイドぎりぎりで抜け出し、左からのグラウンダーのパスを右足でトラップ*1、左足で冷静にゴール右へ流し込んだ。


羽田。お帰り。ボールを止め、蹴り、パスカットし、ラインを上げ、周りに支持を出しまくる。全力で追いかけてスライディングでボールを奪う。羽田憲司がついに戻って来た。もしかしたら「本当に」戻って来るかもしれない。45分間、不安定なディフェンスを一人で支え、試合終了後には金古と二人で延々話合っていた。リーダーのオーラを強く感じた。



水戸はともかくフィニッシュ。



そんなこんなの135分、久しぶりのスタジアムを大いに堪能しました。試合後のセレーゾのコメントは見なかったことにします。知りたい人はJ'sゴールを見て下さい。今ごろ気付いたのか!って言いたくなりますよ。たぶん。

*1:後で確認したら、左足アウト小指の付け根でのトラップでした。