鹿島アントラーズ 2nd第14節

鹿島1−0東京V



開場数分後に入場。ゴール裏下段中央上部には見慣れた青い物体が無かった。無かった?無かった。嘘ぉ。ジャージも見当たらない。嘘ぉ。


茨城県の小学生無料だったのでかなりの覚悟をして行ったのだが、想像していたのとは全く違う種類のざわめきを感じた。みんななんか妙に興奮している感じ。


さあて、何故でしょね。


前半、本山がFWで深井がOMFに入った以外はほぼいつも通り。もうとにかくサイドを変えられてSB引き出されてその後ろに斜めに走りこまれるってのを何度も何度も何度もされていた。今までに何度同じことをされたというのか。練習しろよ。


足元だらけの45分はお互いに守り易かったのだろう、0−0で終了。


後半は本山と深井のポジションを逆に。裏を狙う動きで少しはマシになったけれども10分過ぎからは押し込まれる展開が多くなる。カウンターも仕掛けることができず苦しい中小林大悟の正確なクロスを誰かがヘッドでゴール。判定はオフサイドだったけれどもよくわからん。まあ良かった良かった。


20分頃、隆行がPKを取ってもらえなかった直後に隆行深井同時交代でFJ野沢IN。2人ともなかなかゲームに入れず、さらに押し込まれる。同じことを今まで何度見せられてきたのだろう。


25分頃、名良橋久々に登場。いきなりパスの目測を誤るミスを連発。0−0の中で長期間ゲームから遠ざかっていた選手をこの時間で3人目の交代選手として使うことに疑問。かなりの疑問。壊されていくゲームを観せられて、それでも応援するというのはかなりきつい。


30分頃上手くボールを奪い、受け取った本山がドリブルで中央を突き進む。FJが左前方へと動き、さらに小笠原が同じ方向へと動く。この3人にディフェンスが惹きつけられたところに野沢が本山の右前方へと走りこみ、本山が丁寧なラストパス。そのパスは少し弱かったのだが、野沢がスピードを落とさないまま自分の前方に左足で完璧なトラップをしてエリア右角に侵入。そしてスピードに乗った状態のまま、右足でファーサイドへの正確なグラウンダーシュート。滑り込んだディフェンダーもGKも届かずにボールはネットを揺らした。トラップからシュートまで完璧。


超カッコイイ野沢はゴール裏へダッシュしながらユニフォームをパンツから出したが脱ぐのは思いとどまり、代わりにコーナーフラッグへとダッシュして観客にアピール。本当はロナウジーニョの真似したかったのかも。でもイエローが怖いところもまた超カッコイイ。サポーターのところに一番に来てくれるのも超カッコイイ。中々味方が祝福に来てくれないのに不安になってたのも超カッコイイ。


反撃に出る東京Vはもう一度ゴールネットを揺らしたのだけれどもまたオフサイド。こっちはそう思った。その後は超カッコワルイ平本が超カッコイイ野沢に対して意味不明なバックチャージで一発赤。幸い大怪我にはならなかったけれども。


これで東京Vは切れてしまい、超ヤサシイ野沢のパスからFJが決定機を迎えるもセーブされ、試合終了。


さて終了後のセレモニーでトニセレにブーイングかますかと待ち構えていたらなんとスピーチ無し。社長も。はあ?ざけんな逃げんな。これでトニセレを続投させようとするフロントの思惑を確信。けど、まだあきらめねーよ。


帰り際、ゴール裏下段中央上部へ行ってみると、今までは上段に居たサポーターグループが感慨深そうに話し込んでいた。


さあて、何故でしょ。


一つ言えるのは、「有権者の自発的な行動は社会を(きっと)変える」って当たり前のことだけ。